社長メッセージ

代表取締役社長 片岡 正憲


社長写真

 2005年10月の関西電力グループのがいし・コンクリート・金属加工の「ものづくり」三社の統合から今日まで、当社は電力設備形成の一翼を担うとともに、都市基盤の整備に寄与し豊かな生活環境づくりに貢献することを経営理念に掲げ、関西だけにとどまらず、国内のインフラ系企業の社会的使命を支える製品の安定供給に努めてまいりました。

 コア事業の一つであるがいし事業は前身の大トー(株)が1920年創業と歴史が古く、今やその製造技術は国内トップレベルにあり、電力のみならず東海道新幹線の架線にも開業当初から採用され輸送安全に貢献してきております。また近畿コンクリート工業(株)を前身とするコンクリート事業では、主力製品の電柱を従来の1本構造から上柱と下柱の2本継で1セットとすることにより、製造から運搬、建抜柱までのライフサイクルコストの低減に取組んでいます。さらに、(株)日本アームを前身として軽量腕金からスタートした金属加工事業では、金属ポールが主体となってきており、コンクリートポールとの組み合わせやアンテナ・無線柱あるいは防球ネット用の支柱などへ応用が広がっています。

 このように当社が多様な製品をもって幅広く事業を展開できたのは、各職場の社員の皆さんは無論のこと、各製造工程において密に携わっていただいている協力会社の皆さんのご尽力の賜と厚く御礼申し上げます。

 近年、事業環境の不確実性がさらに増していますが、この環境下においても、当社が培ってきたものを守り育て、なおかつ時流に応じた変化を遂げ、また、個々人の得意分野に磨きをかけ、それぞれが持つ優れた力を結集して目標に向かって「挑む」ことが肝要と考えます。これまでを振り返るとともに、これからを見据え、新たな経営ビジョンとして、「ものづくり」「ひとづくり」「つながりづくり」をすすめることを定めました。当社の強みである高品質と高効率にこだわる「ものづくり」を、固有の技術・技能の継承にこだわる「ひとづくり」と、お客さまや協力会社の皆さまとのより深いコミュニケーションによる「つながりづくり」で推進してまいります。

 今後とも、お客さまのニーズを先取りして持続的に成長していく企業を目指してまいります。どうか皆さまのご支援とご愛顧を賜りますことを心からお願い申しあげます。


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